プロフィール

探究する人生を、共に歩む。
基礎医学研究からコーチングへ。


本質を探る視点は、いつも自分の内側にある。
科学の世界で「なぜ?」を追いかけ、
人生の中で「どう生きたい?」という問いに出会いました。
安心して立ち止まり、内なる声に触れることで、 人は自然と整い、動き出す力が生まれます。
いま、あなたが見つめようとしていること。
その探究を支えたいと思っています。

佐藤恵理
自己探究・自己成長の伴走コーチ

私の原点(高校時代〜研究者時代)

高校生の頃、興味があったのは心理学。
「人の心のしくみを知りたい」という思いと、「人の可能性を引き出すプロデューサーのような仕事がしたい」という漠然とした願いがありました。

でも、当時は理系の進路を選んでいたため、「心理学の道は無理かもしれない」と思い、生物系に進むことに。
そうして出会ったのが、“病気とは何か”を探究する基礎医学の世界でした。

大学1年生のときに胸腺腫を患い、入退院を経験。
その体験を通して「癌のメカニズム」や「笑うと免疫力が上がること」への関心が強まり、病を知ること、人を支えることへの探究が始まりました。

この経験が、基礎医学の研究の道へと進む原点となり、大学院では医学博士(PhD)を取得。
修了後は、大学病院の研究所で、癌の基礎研究に携わっていました。

人生の転機と問いの始まり(シンガポール移住〜「どう生きたい?」の問い)

研究者として働いていた頃、「このまま研究を続けていくのだろう」と、自然とレールに乗ったような感覚がありました。

そんな中、夫の転職を機にシンガポールへ移住。
子どもたちがローカル校に通い、私は言語や学習面でのサポートに追われる日々。
英語・中国語・日本語の三言語に触れながら、補習校にも通う子どもを支え、「母として」の時間を濃く過ごしました。

その日常のなかで、ふと問いが立ちました。
「私はこれからどう生きたいんだろう?」

研究職に戻ることも考えましたが、心が動きませんでした。
研究は嫌いではないけれど、私が本当に探究したいのは「細胞」ではなかったことに、気づいたのです。

再び働くことを考えたとき、まわりの人たちが肩書きを添えて自己紹介する中で、「主婦」と名乗ることに、どこか引け目を感じていました。
でも、あるとき、こんなふうに思えました。
「姫路出身・元研究職・シンガポール在住・主婦」──これって、唯一無二の自分らしさかもしれない。そう思えたときに、自分の人生を“語る”ことができるようになった気がしました。

私にとってのコーチング

私は本を読むとき、まず著者の略歴を読みます。
内容よりも、「この人はどんな人なのか」に強く惹かれるのです。

人に興味があって、人の話を聴くのが好き。
でも、自分が語るのは得意じゃない。

そんな私にとって、コーチングは“話す力”ではなく、“聴く力”と“問い”で人と向き合うことのできる在り方でした。
そして「自分の専門がほしい」「自分の力で仕事をしたい」という願いを抱きながら、少しずつ学びを深めてきました。

現在、取り組んでいること

現在は、コーチとして「自分を探究しながら、可能性を広げていきたい」と願う方々をサポートしています。

特に多いのは、

  • キャリアや人生の選択に悩む方
  • 専門職や経営層として、自分らしい意思決定や在り方を見つめ直したい方
  • 自己理解を深めたいコーチ・支援職の方
  • 強みや感情と向き合い、より良いリーダーシップを模索する方 など

セッションでは、CliftonStrengths®(ストレングスファインダー)やPoint of You®などのツールも活用しながら、“自分を知る”ことを起点に、人生の軸や選択を整えていくプロセスを丁寧にご一緒しています。

また、EQ(感情的知性)やマインドフルネスなどの学びも取り入れながら、「内側から整うこと」を土台にした継続的な支援も行っています。

私が大切にしていること

研究の世界で問い続けてきた「なぜ?」という探究心は、
いま、「人はどのように生きたいのか」という問いへと向かっています。

私は、コーチングを「問いが育つ場づくり」だと捉えています。
誰かの正解に合わせるのではなく、自分の内側にある感覚や願いに気づき、
その人自身の言葉で、自分の軸をつかんでいくプロセスを何よりも大切にしています。

言葉になる前の“何か”が、少しずつ輪郭を持ちはじめたとき、 人は本来の力で動き出していけるのだと感じています。
そのために、静かに深く探究できる空間と、安心して立ち止まれる時間を大切にしています。

私の専門性

⚫︎探究と内省のプロセスを共に歩む
研究者として“答えのない問い”に向き合ってきた経験を、いまは人の内面への探究に活かしています。思考と感情をつなぐ問いを丁寧に差し出し、言葉にならない違和感に寄り添います。

⚫︎Gallup認定ストレングスコーチ
Gallup認定ストレングスコーチとして、クリフトンストレングスのレポートをひとつの手がかりに、その人の中にある“当たり前にやっていること”や“無意識の思考・感情・行動の傾向”に、光をあてていきます。
言葉にすることで、自分では気づきにくかった「らしさ」や「心地よさ」に出会い、それらを日常の中で自然に活かしていくプロセスを伴走します。

⚫︎海外での子育て経験と、多文化視点
シンガポールでの16年間の暮らしと子育て経験を通じて、多様性や“違い”に開かれた視点を育んできました。
価値観や選択の揺れも含めて、まるごと受けとめていく関わりを大切にしています。

コーチングを受けたい方へメッセージ

なんとなく心がざわつくとき。
「このままでいいのかな」と、言葉にならない違和感を抱えたとき。
そんなときこそ、自分の内側に耳を傾けてみませんか。

私のセッションは、目標に向かって進むためにも、 一度立ち止まり、本来の自分に“戻る”ことで整い、 自然と動き出す力が生まれていく──そんなプロセスを大切にしています。

小さな気づきが、内側の深い変化につながっていくことがあります。 答えはいつも、あなたの中に。 安心して立ち止まれる時間と空間で、お会いできることを楽しみにしています。


<資格・認定>
医学博士(PhD)
国際コーチング連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
Gallup認定ストレングスコーチ
共創コーチング®認定共創コーチ®
全米NLP協会認定NLPプラクティショナー

Enabby Coaching という名前に込めた想いはこちら

個人向けセッションのほか、ワークショップや、チーム・組織・団体向けのプログラムも行っています。